家族に、なりたい。

こんにちは。さとこです。

明日は遅番なので、さとこの話をしようと思います。

 

私には、同性のパートナーがいます。(以下、ツレ)

今年でお付き合いをして12年目、もう家族です。昨年までは私の実家で、両親と4人+ワンコで5年程暮していました。父親のススメもあって家を出ることになり、今ではふたりと1匹仲良く暮しています。

 

私は、パンセクシャルです。かといって、特別なことはなにもありません。老若男女問わず愛することが出来ることを幸せに思っております。幼いころから好きなタイプというのが曖昧で困っていましたが、今では男女問わず「中性的なヒト」がタイプだということに収まりました。でも、好きになってしまえばタイプなんてあって無いようなものだと思います。

 

大人になりネットの海に身を投じ、色々な世界(是も非も)を見ていくうちに「愛情の前では年齢も人種も、性別すら関係ない」のだと思うようになりました。もし、宇宙人が日常的に地球に現れたとしたら、これに「惑星すら」と加えたいと思います。

 

私の初恋は男性でした。それも、保育園の時に。初めてのキスも保育園で済ませました。無知のお遊びではなく。きちんとお互いに好き合って同意の上でのキスでした。おませさんだったなぁと思います。私の忍耐力が備わっていれば今頃きっと、3人の子を持つ母親だったかもしれません。高校を卒業と共に結婚する予定だったと思います。彼の「3年間、待っていて欲しい」という言葉が当時の私には強い束縛と感じたのです。そんな感じで、あっさりと別れてしまいました。

 

ツレとの出会いは19の春。

親元を離れ県内でしたが遠い地で専門学校に通いながらの新生活でした。住んでいたビルが同じだった友達4人で夕飯作りをやったんです。そこにツレがいました。5月頃だった気がします。初見は、少し怖いイメージを持ち、とっつきにくさを感じたのを覚えています。しかし、フィーリングが合ったのでしょうね。当時、ツンデレが大好物だった私はツレの見た目と言動に、見事にハマってしまったのです。お開きとなったその夜に、私は告白をし初夜を行いました。そこで、私はタチデビューを……!以降、私はバリタチなんだなぁと自覚してしまいました。

 

そこからは、何をするにも一緒で散財したりなんだりとありましたが幸せでした。ツレの仕事の都合で離れてしまった期間もありました。私が実家に帰り、きちんと就職をした頃、当時の職場のストレスで心身共にボロ雑巾になってしまった(今も円形脱毛症で通院しています)ツレを私の実家に住まわせると決めました。両親にはカミングアウト済みだったので快く(かどうかはさておき)助けてくれたのです。半年ぐらいして、同じ職場の部署違いに就職出来るように当時の事務長に直に話を持っていきました。(うちはアットホームな職場なので堅苦しい持って行き方はしませんでしたが)そこから5年間、私の実家で(肩身は狭かったかもしれませんが)本当の家族のように暮らしていました。4年前からはワンコを拾い飼い始めたのです。

 

現在は実家を離れていますが、娘のようなワンコとツレとで幸せいっぱいです。

(何度でも言おう、幸せだと)

 

私は婚姻に性別なんて必要ないと思います。しかし同性婚を認めて欲しいとかではなく、婚姻によって得られる権利が得られる制度が備わる日を私は待ち望んでおります。

 

私はツレと、法的に認められた家族に、なりたいです。